ブランディングは理念を表現するもの

2021.08.06

 

選ばれる存在としての会社・商品

あなたはなぜ、ブランディングに取り組んでいますか?
なぜ、ブランディングをしよう。
ブランディングに取りかかろうとしているのでしょうか?

ブランディングが大事だから?
何となく、ブランディングが必要だと感じたから?
マーケティングも整ってきたので、次はブランディングでしょう・・・
やっぱ、会社のイメージをカッコよくしたい!

ブランディングへの理解と思い、考え方はそれぞれですが。。。

僕は、ブランディングは、理念の体現、経営コンセプトをどのように表現していくか、それをブランディングだと考えています。
そこに、会社、経営で最も大事なこと→〝利益を出すこと〟←利益が出ない会社は存続できません。
そういう観点からは、ブランディングは、競争優位の戦略なのです。
それは、その市場の中で、もしくは、エリア、業界の中で、他とは違う魅力や価値がなければいけません。
あなたの会社、商品でなければいけない理由が明確にあることで、選ばれる存在としてのあなたの会社や商品があるとい言うことになります。

 

価値と付加価値

会社の利益は、付加価値から生まれます。
製造業であれば、原材料を仕入れ、それを加工することで、付加価値が生まれます。
原材料の価値に、加工という価値を付加したから、付加価値です。
それを販売すること、管理すること、市場やお客さんに届けること、このサービスにも価値があり、それは付加されているので、付加価値です。

飲食店でも、料理の材料を加工して付加価値を提供し、食事や語らいの場を提供すること、サービスを提供することが付加価値となって、その品質次第で、高額な付加価値を提供することになります。

価格の高さは、その付加価値の、まさしく「価値」をどれだけ高く提供できるかによります。

だから、あの商品は高い、あの店は高い、あの会社は高い。という批判的な意見を聞くとき。。。本当にそうだろうかと考えないといけません。

高いのではなく、あなた、もしくは、その人が高いと感じて、高いと言っているのであって、それを高いと感じない人もいるし、高くてもいいからそれだけの価値を提供して欲しいと思っている人もたくさんいます。

できるだけ安く提供したい。それは、多くの人にとって、メリットがあることかもしれませんが、それによって提供できない価値+付加価値もあるはずです。
それによって、満足な商品やサービスが提供できないことで、お客様のニーズを十分に提供できないこともあるのです。

自己啓発の世界で、世界ナンバーワンのコーチと言われるトニー・ロビンズは言います。

私のコーチングの費用が高いのではない。あなたが私を雇えないだけだ」と・・・
言ってみたいですねぇ〜笑

これぞブランドって感じですが。。。

 

特別な付加価値、それがブランド

ブランディングとは「特別な付加価値」であるともお伝えしています。
この特別な付加価値は価格だけでなく、特別だから特別なのです。
この特別な付加価値をいかにするのか?
他社が付加価値を提供する中で、何が特別なのか?この特別である付加価値を提供するところに、ブランディングはあります。

そこを考えるときに、他社とは違う魅力あなたの会社でなければいけない理由が生まれるのです。

そして、その理由は、付け焼き刃的な表面的で、薄っぺらい見てくれの魅力、とってつけたような価値、ブランドではなく、本質的に何を提供しようとしているのか?
会社として経営者として、あなた個人として、お客さんに、その人に、社会に、世界に、地球に何を創造し、生み出し、提供しようとしているのか?
あなたは、どうしたいのか?
どう言う結果を得たいのか?
何が起これば。。。どういう状態になればいいのか?満足なのか?
人生をかけて何を実現したいのか?

そのような深い思いから発動する情熱、
それをやらずにはいられない、そのことに没頭するような
気が付いたらそれをやっていると言うほど、エネルギーをかけてしまうこと。

そうした大きな熱量をかける思いから生まれる会社や活動のコンセプト
理念から立ち上がる行動表現としての会社経営会社の活動は、
その活動、表現の末端、端々にまでその思いが行き届き表現されているので、
社員の1人ひとりがそれを体現し、会社や製品、サービスのすべてにその理念、思いが表現されます。

その表現活動こそがブランディングと言えるのです。

ブランディングは、情熱無しには活動できません。
表現もできません。

ブランディングは、着せ替え人形の洋服ではなく、人形そのものでもないのです。
命の通ったものであり、体温があり、熱量があるのです。
その魂とはどんな魂なのか?
魂は、私たちにどのような表現をさせようとしているのか?

そんな熱い思いを感じ、理念と共にあるとき、会社は、経営はもっともパワフルな存在となります。
ブランディングは、そんな経営理念の深い領域から表現するものなのです。

 

にも、いろいろな角度で経営やマーケティング、ブランディング、Webサイト制作について、お伝えしていますので、他の記事もぜひ、お読みください。ありがとうございました!

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Inspirater 和田達哉
株式会社マイルストーンデザイン 代表